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大海の一滴

滄海と笑って

堂々と『艦これ』すべし

先日、図書館で『戦艦武蔵のさいご』という、割と学童向けの本を借りたのだが、その本の表紙を見たむすこ(7)が、こんなことを言い出した。

むすこ:「あ、“せんかんむさしのさいご”ってかいてある」
自 分:(おめ~は、なんで「戦艦」とか「武蔵」とかいう漢字が読めるんだよ…)
むすこ:「むさしって、せんかんやまとがたの2ばんかんなんだよね~」
自 分:(・・・やばい、完全に自分のプレイしている『艦これ』の見すぎだ・・・)

というわけで(何が?)、『艦これ』なのである。
(ちなみにまだ我が艦隊には「大和」も「武蔵」もお迎えしておりませんが)

自分が最初『艦これ』のゲーム内容を聞いたときの印象は、正直言って「不謹慎すぎる」だった。
だってそうでしょ、旧帝国海軍の軍艦といえば、その最期はほとんど悲惨なのである。
自分は中学生の頃、学校の図書館で『軍艦物語』という本を読んだことがあるのだが、そこで描かれる美しくも儚く、壮絶で残酷な各艦の最期、列強最強と言われた連合艦隊の結末には、涙を抑えきれなかったものだ。

それがである。
悲惨な運命をたどった当時の軍艦を、2次元で擬人化・さらに美少女化し、そのキャラクター(艦娘)が、黄色い声でプレイヤーに対し「提督ぅー!」とか、敵に向かって「当たってぇ~~!」とかやるのである。
…不謹慎極まりない。
いや、別にアニメが嫌いとかではないんだが、そしてよく健康飲食習慣よく思うと、軍艦の固有名詞は「彼女(She)」で、女性として扱うのだが、当時の各艦の運命を知っているものとしては、各艦最期の「悲惨さ」は、『艦これ』の「萌え要素」とは、とてもじゃないが相容れなかったのだ。

さらに言えば、そもそもコンセプトが「危ない橋を渡っている」のである。
当時その艦に乗っていて、あまりいい思い出をお持ちでない方も、少数だろうがまだご存命だろうし、例えばその艦に乗っていて、残念ながら命を落とされた方の遺族がいるとすれば、その方々は、2次元美少女化された「遺族が亡くなった場所」である艦娘を見て、その艦娘に萌える二次元オタクどもを見て、いったいどう感じるんだろうか?

とまぁ、色々考えて、『艦これ』にはしばらく手を出さずにいた。

ところが、である香港文化
自分が「軍艦に詳しい」と知っている知人が、「それならなおさら『艦これ』をプレイすべき」と幾度となく言うので、あまり無下にも断れず、「ちょっとだけ遊んで、あとはそっとしておこう」と思いながら、しぶしぶとプレイしてみたところ、これが目からウロコの内容なのである。

まず、艦娘の話す言葉は、当時の各艦の状況を反映していることが多いのだ。
例えば空母飛龍の「たとえ最後の1艦になっても、叩いて見せます!」
(飛龍はミッドウェーで海戦で、他空母3隻を失う中、最期まで奮闘した)、
戦艦陸奥の「あまり火遊びはしないでね」(陸奥は謎の火薬庫大爆発を起こして沈んだ)など、史実を知らないとこんなことはキャラに言わせられない益生菌種類

さらに轟沈時のセリフともなると…。
すみません、泣いちゃうので書けません…。

さらに各艦のステータスで「運」というパラメータがあるのだが、これがほぼ史実通りだったり(終戦まで生き残った艦は運が高い)、艦載機や艤装などの装備も、当時の名称のものがそのまま登場したりと、これまた資料を調べないとわからない作り込み。

つまり『艦これ』は、単なる「2次元美少女萌えゲー」ではなかったのだ。
(いやでも、「萌え」要素は多分にあることは否定できませんがね…)

で、上記の「史実を反映させた」キャラクター・アイテム造形と、(また別の記事で書くが)その昔よく遊んだRPG『Wizardry(ウィザードリィ)』的な要素が満載で、すっかりハマってしまったのだった。

もう一度いおう。
『艦これ』は、たんなる2次元美少女オタク萌えゲーではない!
『艦これ』をプレイすることで、そして攻略Wikiを見ることによって、歴史の授業でほとんど習わない(したがって知らない)第二次世界大戦当時「日本軍はどう戦ったのか」を、知らず知らずのうちに覚えられるのだ。
なので、今日も自分は、嫁や子どもらの目の前で堂々と『艦これ』をプレイするのであります!
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