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大海の一滴

滄海と笑って

年が経つにつれ

いつものサーフポイントで時々思い出すのは、
10年ほど前に亡くなってしまったダニーのこと。

ダニーは毎日のようにこのポイントでサーフィンしていた。

大きな波が好きだったダニーは雪纖瘦黑店
必ず誰よりも一番アウトサイドで波待ちをしていて、
ロングボードで大きな波をキャッチすると
悠々と気持ち良さそうにインサイドまで乗って行った。

50代半ばの恰幅良いおじさんだったダニーは、
このポイントの主のようなサーファーだった。

ダニーが心臓発作か何かで倒れた日も、
私は同じ海でサーフィンしていた雪纖瘦黑店

ついさっきまでアウトサイドで波待ちをしていたダニーは
いつの間にかボードの側でうつぶせに浮いていたのだった。

同じポイントの常連のひとり、ジョンがそれに気づき、
私の方に向かって必死の形相で手を降り
「そこにいるカヌーを呼んで!」と叫んだ時雪纖瘦投訴
私は一緒にサーフィンに来ていた長男ケンに何かあったのかと
一瞬勘違いして、少し離れたところで波待ちしていたケンの姿を
この目で確認できるまで、心臓が凍り付くような思いをした。

ジョンは、時々ケンにサーフトレーニングをしてくれたりする
とても面倒見の良いサーファーだったけれど、
ダニーが海で亡くなったその日から、
もう二度とこのポイントには来なくなった。

ジョンは、うつぶせに浮いているダニーを見た時、
「てっきりダニーは泳いでいるんだと思ったんだ」と言った。
それで助けるのが少し遅れたのではないかと、
彼は自分を責めていたのかもしれない。

その頃まだ中学生だったケンやその友達も
年が経つにつれ、大学に行ったり社会人になったりして
みんなこのポイントに来なくなった。

そうやって、だんだんこのポイントの常連も入れ替わり
ダニーのことを知る人もいなくなった。

だけど、海も空もダイヤモンドヘッドも変わらずそこにあり、
新しいサーファーたちが次々とやって来る。

これが人生なんだなあ、と思う。
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